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2016/09/10

真相は『藪の中』

芥川龍之介の短編で「藪の中」は多くの人に読まれていると思います。

「藪の中」(やぶのなか)は、芥川龍之介の短編小説。初出は「新潮」1月号(1922年)、初刊は「将軍」(1922年)。

複数の視点から同一の事象を描く内的多元焦点化(ジュネット)の手法がとられ、殺人と強姦という事件をめぐって4人の目撃者と3人の当事者が告白する証言の束として書かれており、それぞれが矛盾し錯綜しているために真相をとらえることが著しく困難になるよう構造化されている。

その未完結性の鮮烈な印象から、証言の食い違いなどから真相が不分明になることを称して「藪の中」という言葉まで生まれた。今昔物語集を下敷きにしたいわゆる「王朝物」の最後の作品であり、創作の度合いは最も高い。また今昔物語の他にもビアス「月明かりの道」、ブラウニング「指輪と本」などとの類似が指摘されている。


芥川龍之介「藪の中」http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html

著作権が切れているので、こうして、青空文庫で読めます。
この本を記事に持ってきたのは、あの事件が驚くべき幕切れになったからです。

今日、強姦致傷で逮捕された高畑裕太氏が、不起訴処分となり釈放されました。このことだけでも、釈然としないのですが、同時に発表された高畑裕太氏の弁護士のコメントがあまりに一方的であったことに愕然としました。

高畑裕太、合意と思った可能性 不起訴には示談以外の要因もhttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/10/kiji/K20160910013327910.html

 示談交渉は淳子を含む高畑サイド主導との見方も上がっていたが、相手女性は裁判になることで素性があからさまになることがネックになる側面もあり示談を強く求め、双方の意思が一致したことが、検察の判断に反映されたとみられる。

 また、事件そのものの不可解な点もあった。事件については当初から、裕太がホテルでの逮捕時、泥酔状態でもないのに熟睡しており、犯罪意識に乏しいことなども指摘されていた。

 群馬県警は逮捕について「部屋に歯ブラシを持ってきて」と自室に女性を呼び、無理やり中へ入れ、乱暴しケガをさせた疑いがあるとしていた。「強姦致傷」という罪状の根拠となった、この疑いに関して弁護人は、裕太以外の関係者から事情は聴いていないとした上で、「高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、逮捕時報道にあるような、電話で“部屋に歯ブラシを持ってきて”と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております」と説明した。
 弁護側は、強姦致傷が親告罪にあたる強姦と異なり、被害者の告訴なしでも起訴できる重大犯罪である点を踏まえ「お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではない」と、不起訴に示談以外の要因が強く働いたことを示唆した。

 被害者側が示談を望んだことで今後、検察側への警察の協力も期待できない。その上で悪質性の立証は難しく、仮に起訴しても有罪に持ち込むのは困難な状況だと判断したとみられる。

結局、被害者が示談に応じたため、起訴しても、被害者からの協力が得られないと思えるので、公判維持ができないと判断されたのでしょう。


しかし、下は、逮捕された当時の報道です。本人がこれだけ自白しているわけです。

俳優・高畑裕太、40代女性に性的暴行加え逮捕http://toyokeizai.net/articles/-/132777 強姦致傷の疑いで逮捕されたのは、東京都渋谷区に住む俳優の高畑裕太容疑者(22)。警察によると高畑容疑者は、23日午前2時すぎ、群馬県前橋市内のビジネスホテルの部屋で、ホテル従業員の40代の女性に対し、手足を押さえつけるなどして性的暴行を加えた上で、女性の右手の指にケガをさせた疑いが持たれている。女性は全治1週間の軽いケガだという。

高畑容疑者は、従業員の女性と知り合いではなく、逮捕時、暴れたりすることはなかったということで、薬物などの痕跡もなく、調べには淡々と応じているという。高畑容疑者は、容疑は認めていて「女性を見て欲求を抑えきれなかった」と話しているということだが、「計画的ではなかった」とも話しているという。


この疑いに関して弁護人は、裕太以外の関係者から事情は聴いていないとした上で、「高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、逮捕時報道にあるような、電話で“部屋に歯ブラシを持ってきて”と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております」と説明した。

この弁護士の見解は、何なのでしょうね。

裁判ともなれば、被害者は、また、悪夢を思いだし、その上、こんなコメントを発表する弁護士ですから、どんな意地悪な反対尋問をしてくるかは考えるだけで、嫌だったのでしょう。実際、弁護士は、起訴されたら、無罪を求めて闘うつもりだったと言い放っています。

「藪の中」(芥川龍之介)のあらすじ[考察,解説,感想]

http://novelu.com/ひろふみさんという方のHPにわかりやすい解説が載ってました。

芥川龍之介の「藪の中」は、事件の関与の主な三人の供述は、「三人がそれぞれ自分が犯人」だと告白しています。日本人の「羞恥心」へのこだわりが色濃くにじみ出ています。

この高畑事件の弁護士は、あくまで、高畑は悪くないと主張している。まったく、これだけでも、大きな恥の上塗りとしかいいようがありません。

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